皮膚のできもの(腫瘍)
ほくろのガン 悪性黒色腫(メラノーマ)
皮膚の細胞の中にメラニン色素を作る細胞(メラノサイト)がガン化したもの、またはほくろの細胞がガン化したもので、最もたちの悪いガンと言われるほど悪性なガンで皮膚ガンの代表格です。
日本人におけるメラノーマの発症は人口10~20万人あたり年間1人くらいの割合ですが、近年は増加傾向です。理由として高齢化や欧米型の生活スタイルへの変化があります。
メラノーマは何歳の人でも発症しますが、特に40歳以上になると発症が多くなり、60~70歳代が最も多くなっています。最近では20~30歳代の若い人の発症も増加傾向にあります。子供の発症はとても少ないですが、発症しないと言うことではありません。また発症に男女の差はなく日本でも1年間に500人前後の方が亡くなっています。
- 足の裏にある。
- 大きさが7mm以上ある。(生まれつきのホクロを除く。)
- いびつな形をしている。
- 色に濃い、淡いがある。
- 染み出し現象がある(周りに染み出している。)
- 急に大きくなった。
- 血が出る。
一つでも当てはまる場合には注意が必要ですので、豊郷たちかわ皮ふ科クリニックまでご相談下さい。
メラノーマは初期の段階では短期間で手遅れになることはほとんどありません。年に1~2度自分で点検し、大きくなったり気になる時は一人で悩まずにどうぞご相談ください。
また紫外線を大量に浴びることは皮膚にとってあまり好ましい事ではありません。メラノーマをはじめ皮膚ガンの発症の原因となります。
欧米人は日本人より色素が少ない為紫外線に対する防御が弱く、日本人の何倍も皮膚ガンが発生しています。日本でもメラノーマを含め皮膚ガンの発症も年々増加傾向にあり、今まで紫外線防御をしてこなかったことが増加の一因と考えられています。
- 日焼け止めを使用し、2~3時間ごとに塗り直しをする。
- 帽子や日傘を使う。
- 長袖や長ズボンを着用する。
など普段の生活から紫外線などに注意して皮膚ガンを予防しましょう。
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