虫刺されからとびひに
10月に入り、ハロウィンの飾り付けが増えてきましたね!
( 写真は去年のクリニックの玄関に置いていたハロウィンのカボチャです )
気候もだんだんと涼しくなってきましたが、
まだまだ『とびひ』で受診される患者様は少なくありません。
『とびひ』正しくは伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といいます。
黄色ブドウ球菌やレンサ球菌が原因で起こる皮膚の感染症の一つです。
原 因は虫刺されを掻き破ってしまったり、
転んだ傷がうまく治らなかったり、
顔体に水ぶくれなどができ、
それが簡単に破れてほかの場所に次々と『飛び火』して広がっていくことから呼ばれています
虫刺されの箇所や傷口がジュクジュクしてきて、ほかの部位にも広がってきたら『とびひ』を疑ってください!
『とびひ』には抗生物質が効果的ですので『とびひ』かなと思ったら病院の受診を勧めます。
抗生物質の飲み薬を飲み、ジュクジュクした部分には、抗生物質の入った塗り薬をぬって、ガーゼで覆います。
掻く事によって他の場所にうつるので、かゆみ止めの薬を飲むこともあります
治ったかなと思っても再発することもあるので、完全に治るまで治療しましょう
『とびひ』予防
お風呂やシャワーを浴び、石鹸を使ってよく洗い清潔にしましょう。
湿疹・アトピー性皮膚炎の治療に努めましょう。
虫刺され、擦り傷等は早めにきちんと治療しましょう。
爪は短く切り、外出後や遊んだ後は手をよく洗いましょう。
鼻をいじらないようにしましょう。
※ 鼻の中には『とびひ』の原因になる菌がたくさんいるので、触らないようにしましょう。
涼しくなっても、まだまだ虫に刺されることはありますので、新しく虫刺されもしないように気をつけましょう!
『とびひ』になると治療も長期的に見ていく必要性もありますので、
虫刺されの段階や、少しジュクジュクして、あれ?これは『とびひ』かな!?
など少しでも気になった場合は、早めの受診をお勧めします!
カウンセラー 落合