低温やけどにご注意!

こんにちは!豊郷たちかわ皮ふ科クリニックです

寒さも日に日に厳しくなり、夜寝る際に寒くて 湯たんぽ を使われる方も
いらっしゃると思います
20190212
その 湯たんぽ で、低温火傷をしてしまう患者様も少なくはありません 

 

① 下腿部(すね や ふくらはぎ)を受傷する
② 皮膚の深いところまで達する
③ 痛みが少ないので放置してしてしまい皮膚科受診が遅れる
④ 軽傷でも全治2~3週間、重症になると4~5ヶ月かかってしまう
⑤高齢者や血流が悪い方では感染症を合併することがある

 

~ 火傷・低温火傷の治療 ~
火傷をしたらまず第一にすること
熱湯を被った場合やアイロンやストーブに直接触ってしまった場合、すぐに火傷した部位を熱源から離し、流水を20~30分程度かけ続ける。
この最初の手当はとても大切です!
※水膨れが出来ている場合、感染の危険があるので潰さないようにしましょう。

 

衣類の上からでも大丈夫
熱湯を被った場合、外からは分からないところに火傷をしている場合があります。無理やり服を脱がせないで衣類を着たまま水をかけて十分に冷やし脱がせます。

 

行ってはいけないこと
昔からのやり方、油、味噌、アロエなどを塗る民間療法は火傷の程度を酷くさせ、細菌感染の恐れがあるのでやめましょう

 

最後に
軽い火傷、はじめは浅いと思っていた火傷が実際は深い火傷であったり、想像もしない傷跡やひきつれを残す場合もあります。火傷をしたら、軽いものと思っても受傷後はすぐに受診されることをお勧めします。

 

最近のエコブームで流行っている湯たんぽ
使い方を気をつけて、この冬も乗り切りましょう 

 

カウンセラー落合