1月号(vol.66)

鈴木一朗少年の脳は小学6年生時点で既にプロフェッショナルとしての条件を満たしていた。
つまり彼は夢を実現するために必要な条件は何であるかを理解し、それを実現する上で必要な条件は何であるかを理解し、それを実現する上で必要なものが何であるかを熟知していた。
それは彼の有名な作文に見つけることができる。その中で感じとれるものは、先ず自分の夢に迷いがなく素直に信じているということ。
次に実現に向けて高い目標を立てている。
第3に自ら進んで代償を支払うことを微塵も悔いていない。
一流のプロ野球選手になるためには高い能力が不可欠であることを知り、それを獲得するために時間と努力を惜しんでいない。
つまり自己犠牲をいとわないことを理解している。こうして彼は有言実行し、イチローになった。
 
夢を叶えるためには、目標・準備・努力を行わなければならず、そして自己犠牲を伴うことが追加される。
しかし日常私たちは常に不平と不満を口にする。
例えば『環境が悪い』等と。
だからイチローと同じことは出来ないと言う。
ジェームスアレンという作家がこう言い残している。
「環境が人を作るのではない。環境は私達に私達がどんな人間であるかを教えてくれるだけなのだ」と。
また彼はこうも言っている。
「目標達成を目指し、自分が行うべきことを集中して行い続けたら、人生はとても単純で幸せなものになる」
これは真理だと思います。
 
さあ、2016年が始まりました。私も初心にかえって新たな目標に向かって努力しなければなりません。
 
院長・拝